透明?なフナ
公開日:
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栃木の魚
オスのいない魚で有名なギンブナの水槽に新たな仲間が登場しました!
ずばり「透明鱗のギンブナ」です。
透明鱗?「なんのことやら????」という方が10人中9人でしょう!いや10人かな
解説しよう・・・
多くの魚にはうろこがある
うろこには色がついていて、その色が私たち人間に見えている魚の体の色である
うろこの色は「色素」と呼ばれる小さな細胞の集まりでできている
その色素に何らかの異常(少なかったり、なかったり)があると体の色が変わってしまう。透明鱗はうろこに色がつかないため、透けてしまうのだ!
透明鱗のギンブナはこちらだ
あれ、期待はずれでした?笑
「透明」というから、てっきり体の中がスケスケの魚だと思いましたか?
実はうろこに色がなくても、うろこの下の体には普通のギンブナのように色がついているため、スケスケにはならないんです・・・。期待した方ごめんなさい。
でも、普通のギンブナと比べるとわかります!ほら
普通のギンブナは光沢のあるうろこをしているでしょ!透明鱗はこの光沢がないんです。写真ではわかりづらいのですが、えらぶたも透けていて、中の赤いえらが少し見えています。
え?同じじゃないかって?いやいやよく見て!
ほら違うでしょう?いや、違うんですって!
写真ではわかりづらいかも知れませんね。これは実物を見ていただかないと笑
今回展示した透明鱗のギンブナは展示前の小さいころはこんなに不思議な色だったんです↓でも大きくなって変わってきてしまいました。
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